プール管理 Q&A

プール清掃をはじめ凝集剤・溶解槽・pH・遊離残留塩素濃度・塩素剤・装置など、プールの水質管理についてよくある質問をまとめました。
    • プールの清掃方法については、(社)日本プールアメニティ施設協会発行「水泳プール管理マニュアル」の記載を紹介します。
      「プール内部の定期的業務として、循環式のプールでも定期的に水を抜き、底面・側面を入念に洗浄する。底面は希釈した殺菌剤入り中性洗剤を塗布し、洗剤の効果時間を待ってポリッシャやデッキブラシなどにより物理的な力を加えて洗浄する。プール側面に対しては希釈した殺菌剤入り中性剤をタンクスプレイヤなどで散布する。洗剤の効果時間を待って高圧洗浄機を用い、清水で汚れを洗い流す。汚れの除去が出来ない部分はデッキブラシ等でこすり洗いをする。これら一連の作業は、洗剤を使用したあとに水で十分洗い流しておく。なお、必要により塩素消毒の工程を加えることも忘れてはならない。掃除用具はドライワイパーAスポンジ、雑巾等の用具と中性洗剤等の洗剤を使用します。」
      ろ過機運転による汚れの流出については、シーズンオフの間使用されないでいるろ過機や配管内部には錆などの汚れが発生します。三協では、プール清掃前の古いプール水でろ過装置の運転点検をすることを提案しています。古いプール水でろ過機内の汚れや配管内の汚れを流し出してしまいます。これにより新しいプール水で運転した時はもう汚れは出ません。
      掃除をします。
      学校の季節プールではプールクリーナー(柄の付いた網による人力による方法)を用います。
      通年プールでは自動プールクリーナーを用いることもあります。
      薬品を使用する方法がありますが、安全性、効果、プール本体材質への影響を考えると残念ながらお薦めできません。
      プール本体メーカーに状況を説明して指導してもらうのが良いでしょう。
    • 標準は毎日4個です。
      遊泳者の数により増減して構いません。
      溜まらない様にすることが大切です。
      少量であれば棒などで攪拌して溶かしてください。
      【注意】
      多量にあるものを溶かすと高濃度になり、高濃度のものを使用するとプール水が白濁することがあります。
      循環しておいたほうが良いです。
      ただし循環しない方法になっている装置もありますのでメーカーの取扱説明書に従ってください。
      硫酸バンド専用の溶解装置を設置してください。
      【理由】
      除塵器に硫酸バンドを直接投入すると、量が多い時はプールが白濁するなどの危険があります。現状の「ひとつまみ」は量が少ないと考えられます。少なくとも500gは使用してください。
      凝集剤は毎日投入してください。凝集剤の投入方法は以下の通りです。“三協式NB型循環ろ過装置取扱説明書本編”よりの抜粋です。
      解説:保健所の指導が「通常は入れなくて良い。濁ったときに入れなさい。」となっているところもある様です。メーカーとしては「投入する様」にお願いしています。プール水中の濁度は細かいため凝集剤で大きくしてやってろ過機で取り除いています。
      従って、凝集剤を使用しないとろ過機の濁度を取り除く能力が低下します。ただし、遊泳者がない時は不要です。また遊泳者の多寡によって増減できます。遊泳者数が少ない等により透明度が保たれていれば凝集剤を投入しなくても良い場合があるかもしれません。
      ◆手順
      1.給水弁を全開にする。
      2.溶解槽内の水位が70ℓ(目盛)付近でバランスをとるために、循環水量を毎分2.0〜4.0ℓ程度になるように薬液調整弁を調整する。
      3.毎日溶解槽内に快泳太または、粉末硫酸バンド(アルミナ17%)を規定量投入する。
      ◆凝集剤の標準使用量
      快泳太4個を使用する。
      または、プール容量1㎥に対し、粉末硫酸バンド3gを使用する。
      ■プール遊泳者が多い場合は、この使用量を適宜増やしてください。
      ■粉末硫酸バンド1㎏は約1ℓです。
      ソーダ灰は、薬液溶解槽には投入しないでください。
      プールに直接散布してください。
      散布方法は遊泳者がいないときに行ってください
      ・バケツに硫酸水素ナトリウムまたは炭酸ナトリウムを投入量入れ、水を入れ、棒などでかき回して溶かします
      ・溶けた薬液をプール等の数ヶ所に分けて散布します
      注)薬液が手に触れたり、衣服にかかったりしないように注意してください。
      万一体や衣服に付いた場合は水道水でよく洗い流してください
      【理由】
      凝集剤(硫酸バンド)とソーダ灰とが反応して、白い沈澱を作りますが、この白い沈殿が配管に詰まり易いため。)
      三協では凝集剤注入装置に、標準薬品として「硫酸バンド」または「快泳太」の使用をお薦めしています。
      標準外の薬品はお薦めできません。
    • 以下のように行ってください。三協「水質管理の手引き」より抜粋したものです。
      pHが高いとき・低いとき
      ●pHが高いときは、硫酸水素ナトリウム(粉末硫酸)で中和します。
      ●pHが低いときは、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)で中和します。
      1.薬品投入量計算
      ・プールの保有水量100㎥当たり約1㎏を目安とします
      注)pHの値は水の性質に影響されるため、pHの値だけでは薬品投入量を特定することができません。
      《例》
      ・プールの保有水量400㎥の場合
      ・薬品投入量4㎏となります。
      2.散布・・・遊泳者がいないときに行ってください
      ・バケツに硫酸水素ナトリウムまたは炭酸ナトリウムを投入量入れ、水を入れ、棒などでかき回して溶かします
      ・溶けた薬液をプール等の数ヶ所に分けて散布します
      注)薬液が手に触れたり、衣服にかかったりしないように注意してください。
      万一体や衣服に付いた場合は水道水でよく洗い流してください
      3.確認
      ・薬品散布から30分以上経過後、pH値を測定します
      ・適正pH値になるまで、測定しながら1.2.の作業を繰り返します
      使用する薬品の種類と量それに補給水の水質が関係します。
      アルカリになる場合の例として、「日射が強い日が続き次亜塩素酸ナトリウム液(アルカリ性)をたくさん注入したが、凝集剤の硫酸バンド(酸性)の使用量は少なかった。」があります。
      発色しない場合には、1.試薬の添加量が少ない場合、2.試薬が古い場合など、があります。
      1.の場合は添加量を増やしてみてください。
      測定器メーカーにより添加量は異なりますが、三協製測定器の場合は試料プール水9㎖に5〜6滴加えます。
      また、BTB試薬が青く変色している場合(正常時は緑色)は劣化していますので交換しましょう。
    • 遊泳中であれば、遊泳を中止してください。
      そして0.4㎎/ℓ以上としてから遊泳を再開してください。
      遊離残留塩素濃度の上げ方は、
      1.ポンプのダイヤルを最大にして連続で運転する
      2.塩素剤を直接プールに散布する。などです。
      後者の場合、希釈してプール全面に散布します。散布後は遊離残留塩素濃度を確認するのがよいでしょう。
      次亜塩素酸ナトリウム液(原液で)必要投入量は、300㎥のプール水残留塩素濃度を1㎎/ℓ上昇させるのに約2リットルです。
      以下のように行ってください。三協「三協式NB型循環ろ過装置取扱説明書トラブルの原因と対策編」よりの抜粋です。
      ●遊離残留塩素濃度が1.0㎎/ℓを大きく上回る→中和剤(チオ硫酸ナトリウム)をプールに散布し、プール水の水中の遊離残留塩素濃度を下げる
      中和剤を投入して遊離残留塩素濃度を適正な範囲内にする
      1.中和剤の投入量
      (現在の数値㎎/ℓ−目標の数値㎎/ℓ)×プールの保有水量㎥=投入量(g)
      《例》
      ・現在のプール水 遊離残留塩素濃度5㎎/ℓの場合
      ・目標のプール水 遊離残留塩素濃度1㎎/ℓ(5−1)×300=1200
      ・プールの保有水量300㎥
      ・チオ硫酸ナトリウムの投入量1200gとなります。
      2.中和剤散布・・・遊泳者がいないときに行ってください
      ・バケツにチオ硫酸ナトリウムを投入量入れ、水を入れ、棒などでかき回して溶かす
      ・溶けた薬液をプール水面の数ヶ所に分けて散布する
      注)薬液が手に触れたり、衣服にかかったりしないように注意してください。万一付いた場合は水道水でよく洗い流してください
      3.確認
      ・薬液散布から30分以上経過後、プール水の遊離残留塩素濃度を測定し、基準内の数値に下がっているか確認してください
      ・数値確認後は塩素剤注入ポンプの目盛設定値を確認し、注入装置のスイッチを「自動」にしてください
      遊泳開始するために短い時間で遊離残留塩素濃度を上げるためには、
      1.ポンプのダイヤルを最大にして連続で運転する
      2.塩素剤を直接プールに散布する。などです。
      後者の場合、希釈してプール全面に散布します。散布後は遊離残留塩素濃度を確認するのがよいでしょう。
      次亜塩素酸ナトリウム液(原液で)必要投入量は、300㎥のプール水残留塩素濃度を1㎎/ℓ上昇させるのに約2リットルです。
      その測定器メーカーに確認してください。
      標準法では、試薬は粉末で、完全に溶ける必要はありません。
      粉末を加え良く攪拌し1分以内の発色を比色列と比べます。

      開始時と終了時とを測定し共に0.4㎎/ℓ以上であることを確認することで、授業時間中0.4㎎/ℓ以上が保たれていたことが確認出来ます。
      (「学校環境衛生基準 第3章 日常における環境衛生」に定められています)
      プール水量、塩素剤使用量、使用時間などにより変ります。
      差圧式塩素剤注入装置メーカーの取扱説明書に従ってください。
      流量計には適正範囲が容易に確認できるよう印をしておくのが良いでしょう。
      ご質問の薬品はアクアクリーンGのことだと思います。
      使用しても構いません。(アクアクリーンGは塩素剤です。やはり成分に酸性成分が含まれていますので、プール水質を酸性にする傾向があります。)
株式会社 三協
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