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 三協からのお知らせ

2021年5月10日
有機物以外に過マンガン酸カリウム消費量を高くする物質
(先週の続きになります)
過マンガン酸カリウム消費量は有機物が多いと高い値となるとお話しましたが、先日、処理した地下水をプールの補給水に利用しているお客様より、プール水よりも補給水の過マンガン酸カリウム消費量が異常に高いというお話をいただきました。普通に有機物だと考えると補給水の方が高いというのは考え辛い話です。
実は、この施設様では処理した後の地下水の遊離残留塩素濃度がどうしても高くなってしまうので、チオ硫酸ナトリウム(通称:ハイポ 還元剤)で塩素を中和していました。そして、この還元剤であるハイポが過マンガン酸カリウム消費量を高くした原因だったのです。
過マンガン酸カリウムは酸化剤ですので、還元剤であるハイポ等が残留しているサンプルの過マンガン酸カリウム消費量を測定すると異常に消費され、有機物が高い?と誤認してしまうことがあります。
これは、プールでも採水時に遊離残留塩素濃度が高いからと、パイポを投入して直ぐの水をサンプリングすると同様の異常が発生する可能性があります。この異常を防ぐにはしっかり遊離残留塩素濃度があることを確認したプール水をサンプリングすることになります。

2021年5月3日
過マンガン酸カリウム消費量とはなんですか??
過マンガン酸カリウム消費量はプールや浴場の水質基準項目として規定されているものの、直接的な物質名ではないためか、このような質問は比較的よくいただきます。
質問の回答になりますが、簡単に言ってしまうと「有機物の量」になります。この値が高い場合は有機物が沢山含まれていると考えて問題ありません
少しだけ詳しく説明をすると、過マンガン酸カリウムは一定の条件下では、自身が消費されながら、有機物等を分解していく性質があります。ですので、ある水において、過マンガン酸カリウムが沢山消費されたということは、有機物が沢山あるということになるのです。プール水の過マンガン酸カリウム消費量が増えると、先週にお話した結合塩素が増える等、様々な不具合を起こしてきますので、過マンガン酸カリウム消費量は出来るだけ低く管理するのが正解になります。

2021年4月26日
遊離残留塩素濃度測定器の発色時間は?
ご質問を戴きました。「DPD式残留塩素測定器の発色時間につき他社は5秒などと書いてあるが三協は1分以内となっている。なぜか?」お答え「当社測定器は上水試験方法に準拠して製作しております。その発色時間は“1分以内”となっておりこれを記載しているものです。その趣旨は、結合塩素が存在するとその影響を受けて増色し、測定値が高くなるため、それに対する注意を促すためです。補給水量の少ないプール浴場では結合塩素の元になるアンモニア、尿素などが増えるので結合塩素が増えこの影響を受けやすくなります。1分以内に色が濃くなる場合は。補給水を増やして、差が少なくなるようにするのが良いでしょう。」

2021年4月19日
ろ過機が水を汲んでこない思いもよらない原因
先日ろ過機が水を汲んでこないとお電話をいただきました。
施設の方と協力し運転状況等を確認しましたが全く問題ありません。
いや、おかしい。条件は整っているのに汲んでこない。なぜ?
電話越しでは原因が分からないと考え、現地に向かい、実際にろ過装置の確認してみましたが問題はありません。迷宮入りかと思われたその時、意外な原因が分かりました。
【ろ過の吸込口に共栓(排水口につける黒色の栓)がついていたのです!!】
水を吸い込んでくる口が塞がれていては、水を汲んでくるはずがありせん。しかし、何故吸い込み口に共栓が付いていたのか??実は先日、漏水工事を行ったようで、その際の手違いでこのような状態になっていたようです。早速共栓を外したところ、無事水を汲み、循環ろ過をする事ができました。
弊社では電話対応時に料金をいただいておりません。ろ過機について心配事、お困り事がございましたらお気軽にご相談ください。
※但し弊社作業員が現地に伺うと料金が発生する場合がございます。ご了承ください。

2021年4月12日
新工場の竣工式を執り行いました
愛知県小牧市において、かねてより建設を行っておりました新工場の竣工式を、4月6日(火)に約30名の方にご出席いただき執り行いました。

  • ◆工場の概要

  • 名  称
  • 株式会社三協 小牧工場

  • 所 在 地
  • 愛知県小牧市東田中2032番地

  • 敷地面積
  • 907平方メートル

2021年4月5日
学校プール前期点検のお知らせ
桜の季節です。気の早いようですが学校プールの準備の始まる季節でもあります。ろ過装置を実際に動かして、漏水は無いか?循環ろ過装置が正常に動くか?など動作確認をして、プール授業開始に備えます。点検作業にはプール水が必要です。基本的に張り替える前の古いプール水を使って行いますから、水は抜かないでください。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校措置の影響や感染拡大予防の側面から、プール授業を行わない学校が非常に多かったです。本年も先行きは不透明ですが、1校でも多くの学校がプール授業を行えることを切に願っております。

2021年3月29日
配管洗浄を実施しましょう
(前回の続きの様な話になります。)
浴場やジャグジーなど温水を使用する設備では、配管内などに生物膜が形成されやすく、レジオネラ属菌の温床となります。その為、年に1回程度は過酸化水素を使った配管洗浄を行なうことをおすすめしています。
過酸化水素の発泡作用によりレジオネラ属菌の温床となる生物膜を剥離除去しますので、レジオネラ対策には欠かせない作業となります。
配管洗浄は強力な薬品である過酸化水素を使用しますので専門業者での作業が推奨されます。現在、弊社では配管洗浄消毒の実施を推進する営業活動を展開しております。是非、一度ご相談ください。

2021年3月22日
肺炎を引き起こす感染症は話題の新型コロナウイルス感染症だけではありません
浴場やプールにおいては肺炎を引き起こす感染症として、レジオネラ属菌による感染症が良く知られております。
このレジオネラ属菌は浴場やジャグジーなど温水を使用する設備において、衛生管理に不備があると、配管内などに形成された生物膜内で増殖し、入浴者等に感染そして肺炎を引き起こし、命を奪うこともある怖い細菌になります。
新型コロナウイルスにより衛生意識が高まっている昨今だからこそ、今一度、従来の衛生対策もしっかり見直し、レジオネラ肺炎を発生させないようにしましょう。

2021年3月15日
水質コントローラーで制御している浴槽水の遊離残留塩素濃度が高い!
トラブル相談です。「水質コントローラー表示は0.00mg/Lだが、浴槽水をDPD式遊離残留塩素濃度計で測定すると上限2.0mg/Lを越える」とのことです、昨年秋の当社点検では異常ありません。ただ塩素センサーが交換時期を越えています。そこで、幾つかのチェックポイントのご確認と校正作業ををお願いしました。簡単です。携帯電話で一つ一つの操作を順を追ってご説明して実施していただきました。その結果やはり塩素センサーの不良が判明しました。お客様のご協力で、より迅速に、より安価に、原因の特定と対応をさせて戴けることとなりました。

2021年3月8日
硫酸バンドの処分はどのようにすれば良いか?
プールで使用されていた古い粉末硫酸バンドを見つけてのご相談です。“硫酸バンドの役割は、小さな濁りを大きくしてろ過機で取り除かれやすくすることです。時間が経ってもその性能性質は変化しませんから、使っていただくのが良いです。使い方は、貴施設では「コップ(約200ml)に一杯程度毎朝溶解槽に投入する」です”とお答えしました。薬品に限らず、モノの処分は処分費が掛ります。有効利用して使い切るのが良いです。この場合、薬品はその種類によって使用方法、処分方法が異なります。ご相談ください。

2021年3月1日
浄化槽に浴槽高濃度洗浄廃液をそのまま排水しても良いか?
原則はハイポ(チオ硫酸ナトリウム、当社商品名は“塩素の中和くん”です)で中和してください。計算方法は、前々回の例、5m3の浴槽水を遊離残留塩素濃度5mg/Lにして消毒した場合でいうと、5×5=25gのハイポとなります。ハイポは少々過剰でも浄化槽に悪影響を及ぼすことはありません。

2021年2月22日
みずすましセミナー開催します
今年の第1回目みずすましセミナーを再来週3月10日(水)開催します。是非ご参加ください。本セミナーは、プールと浴場の衛生管理をテーマに年3回開催しております。プールは前半1回(3月開催分)のみです。浴場は、9月、10月の2回実施します。内容は、利用者、入浴者の安全、快適の為の水質、そのための装置の仕組み、管理の実際などなど、基本的なことです。同時に個別の課題にも対応させていただいております。お気軽にご参加ください。

2021年2月15日
プールや浴槽で測定ポイントによって遊離残留塩素濃度濃度が異なるが?
遊離残留塩素濃度がどうしても低くなるポイントというのは出てきます。遊泳者、入浴者がいないとこの傾向が大きくなる様です。吹き出しノズルの調整で改善する場合があります。機械室から遠いなど吹き出しの弱い吹き出しノズルの開口面積を大きくするなどです。その状態で、低い場所でも0.4mg/L以上となるように調整するのが良いでしょう。

2021年2月8日
(続)遊離残留塩素濃度が1mg/Lを越えることがあり肌への影響が心配だ。
3回前の問をもう少し深く考えて見ます。プール水には病原性微生物=ばい菌が持ち込まれるので、これを迎え撃ち、殺すための塩素の濃度を保っておく必要があります。自衛隊の様なものです。人を殺す武器は悪ですが、自らを守るためには必要です。ドイツのプール水基準にDIN19643というのがあり、世界で最も進んだ基準といわれています。その担当者は「このDINの精神は、化学薬品の使用を最小限に保ちつつ衛生を保つことだ。」と言っていました。悪であるが必要であると認めるがゆえに、その悪影響を最小限に留めるということです。ここで水質コントローラーの重要性が出てくるのです。このDIN19643の精神を体現しているのがドイツ製の水質コントローラーWAM-700P及びWAM-Cです。高精度の遊離残留塩素濃度制御能力で、最小限の塩素の濃度を保ちます。また、最小限の濃度の塩素から最大限の消毒効果を引き出すためのpH制御機能。更にORPセンサーでこの消毒効果の監視、確認を行います。遊泳者の健康を最も考慮した水質コントローラーWAM-700P及びWAM-Cを是非ご検討ください。

2021年2月1日
浴槽水の高濃度塩素消毒はどうするのが良いか?
「手撒きではなく、注入ポンプで注入する場合中々濃度が上がらない」とのご相談です。パルスを上げてみてはどうでしょう。参考までに、117というのを憶えてください。これは1m3の浴槽水を濃度0mg/Lから1mg/Lとするには7mlの次亜塩素酸ナトリウム液(12%原液)が必要!の簡易計算法です。例えば5m3の浴槽水を遊離残留塩素濃度5mg/Lにして消毒したい場合は、5×5×7=175mlの次亜塩素酸ナトリウム液原液を注入すれば良いこととなります。使用している次亜塩素酸ナトリウム液注入ポンプの能力が最大300パルス/分(ストローク/分)で30ml/分の場合、175ml÷30ml/分=約6分となります。終わった後はパルスを下げるのを忘れ無い様に。

2021年1月25日
“アルカリ泉なので一日一回は遊離残留塩素濃度を1mg/L以上にしてください“
これは保健所員さんから浴場管理者への指導内容の一つです。公的基準では“通常0.4mg/L程度を保ち・・・”となっていますから、その2.5倍以上にしろということです。なぜアルカリ性だと遊離残留塩素濃度を高くしないといけないのか?これには訳があります。塩素の消毒力はアルカリ性では中性に比べて低下するためです。例えば、中性(pH7.0)からアルカリ性(pH8.0)になると消毒力が3分の1近くに低下します。ですから、アルカリ泉でない浴場、プールでは水質を中性に保って、遊離残留塩素濃度の消毒力が低下しない様にします。前回同様、水質コントローラーで、中性に保つことで、最小限の遊離残留塩素濃度とすることが可能となります。

2021年1月18日
遊離残留塩素濃度が1mg/Lを越えることがあり肌への影響が心配だ。
とのご相談です。公的基準では1.0mg/L以下であることが望ましい。とされています。塩素は衛生上必要ですが最小限にとどめるということが大切です。最小限の濃度で最大限の消毒効果を引き出すことが最良の道で、これは手動制御では難しく、水質コントローラーの導入がお薦めです。単に塩素濃度の管理を低く保つのみならず、その効果を最大限に引き出すことの出来るpH調整機能も持っています。

2021年1月11日
浴槽の配管洗浄作業後はいつも遊離残留塩素濃度が出にくい。
このようなご相談を戴きました。洗浄薬剤に過酸化水素を使用した場合は、これが浴槽及びその循環系統に残留している場合があり、塩素と反応してこれを“消して”しまいます。残留塩素が検出されるまで、塩素を投入し続ける必要があります。またその業者さんには、良く洗うなど使用薬剤が残留しない様にして貰うようにするのが良いでしょう。

2021年1月4日
新年あいさつ
あけましておめでとうございます。本年も全社員一丸となり、美しい水を求めて邁進致します。どうぞよろしくお願い致します。

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