各部の最適化を極め、さらに性能アップ
1960年の創業以来、砂ろ過方式を研究し、多くの実績を残してきた三協。NB型の開発にあたっては、各部の最適値を徹底的に追求し、高度なろ過精度を達成しています。
たとえば配管系では、装置配管のレイアウト、配管径などを改良。パイプ内の水抵抗を減らして、ろ過ポンプのパワーを最大限に有効活用できるようになりました。またバルブは、小型機種(NB-1A〜4A)では電動式5方弁、大型機種(NB-5A〜9A)では電動式バタフライ弁を採用。耐久性にも優れた高品質なステンレス製バルブを採用するなど、品質本意の部品類を使用しています。
一方、ろ過水の流速は毎時40m以下を目安に無理なく確実にろ過。凝集剤との併用で、安定した水質を保ちます。
ろ過工程を全面見直しし、運用もらくらく
NB型では、従来のろ過工程を全面的に再検討し、修正していきました。その結果、ろ過性能の向上のみならず、逆洗時間の短縮、逆洗水ロスの軽減などを達成しています。また各部・装置の材質改良で、信頼性と耐久性もアップ。機械系統のメンテナンスはほぼ不要となり、今まで以上に設備管理が楽になりました。
もちろん、操作面でも改良を加え、使いやすさを向上させました。運転・停止などの操作は、自動制御盤で一括して行えます。大型機種には電動弁制御ボックスも併設し、バルブ操作が可能。日常運転に必要な簡易マニュアルなども完備され、専門知識がなくても誰でも容易に操作できます。
そして、凝集剤や塩素剤注入装置なども備え、水質管理機能も充実。水素イオン濃度、残留塩素濃度、透明度などの測定器も標準装備です。
一貫生産により品質・納期も万全です
三協では企画から設計、製作に至るまで一貫体制を敷いて、お客様のご要望にお応えしています。製品は高度な品質管理のもと、自社工場内で生産されます。また各機種における共通部品を増やし、設計・製作工程での作業効率を高めることで、迅速かつ確実な生産・供給体制を整えています。