プールや浴場などにおいて、水質管理を行う大きな目的の一つである殺菌力の維持。常に衛生的な要求を満たした上で、快適な水を提供出来なくてはなりません。
三協式水質コントローラー WAM-Cは、遊離残留塩素濃度・pHに加え、ORPをチェックすることによって、より正確に殺菌処理状況を把握し、水質の変化にきめ細かく追従。リアルタイムに薬品注入ポンプを制御し、事故防止はもちろん人に優しい最適な水質を維持します。
高精度センサーを採用。正確な測定を行います。

WAM-Cの主な測定機能は遊離残留塩素濃度・pH・ORPの3項目。信頼性の高い高精度トリプルセンサーシステムは、刻一刻と変化する水質をチェックし、正確にディスプレイに表示します。入念にデザインされたサンプル水槽には流量センサーと定流量バルブ、センサー洗浄機能を装備。安定した測定を可能にしました。
ウイルスや菌への消毒力を示すORPセンサーを搭載。
ORPとは、プール水や浴槽水のウイルスや菌への消毒力を示す値。その特徴は遊離塩素および結合塩素の残留濃度・pHによって変動することです。遊離残留塩素濃度のみでは見逃してしまう水質の悪化も、WAM-Cに搭載されたORPセンサーで監視できます。
薬品注入ポンプを自動制御。水質管理の手間を低減し、薬品類の節減にも貢献します。
連続測定しているデータに基づいて、瞬時に塩素剤の注入ポンプを制御するWAM-C。PI制御を用いて遊離残留塩素濃度を高い精度で管理します。この自動注入機能により薬品使用量が最適化され、薬品費の節減に貢献。さらに、水質測定の自動化で水質測定の手間が省け、測定試薬も削減できます。
ネットワークに対応。遠隔操作が可能です。
スマートフォンやタブレット・PCからインターネットを経由して、水質コントローラーへアクセスできるネットワーク接続システムを搭載。遠隔での水質のチェックが可能です。
日本語表示のカラータッチディスプレイ。

WAM-Cはカラータッチディスプレイを採用。日本語表示により直観的に操作ができます。さらに、エラーや警報が発生すると、サンプル水槽内に設けたLEDライトがお知らせ。トラブルをいち早く察知できます。
コンパクト設計だから、即導入できます
WAM-Cは小型設計で省スペース。電源は、100V・200Vのどちらでも使用が可能なため、既存の装置に容易に追加できます。
WAM-C
主な仕様
測定項目 |
測定範囲 |
測定方式 |
遊離残留塩素濃度 |
0.00〜20.00mg/L |
ポーラログラフ法 |
pH |
0〜14pH |
ガラス電極法 |
ORP |
0〜1000mV |
白金電極法 |
温度 |
0〜50℃ |
白金測温抵抗法 |
電源 AC100V、200V(50/60Hz)
寸法 253×163×375(W×D×H mm) 重量 2.5kg |
※本記載事項は、改良・改善の為予告なく変更されることがあります。 |