2025年2月3日
浴槽の昇温にかかる時間が長い(設定温度になるまで時間がかかる)と連絡をいただきました。
過去のNEWSでも触れておりますが、ろ過装置には熱交換器というものが付いており、熱源側の温水(熱水)と浴槽の循環水とを熱交換器を介して間接的に対流させることにより、循環水へと熱移動をさせ、浴槽水(循環水)の温度を徐々に上げていく構造となっています。
この様な構造であるため、ろ過装置の運転に不具合があると循環が弱く(≒熱水と循環水の接触効率が悪く)温まりにくいために弊社としては先ずはろ過装置の運転(循環)が正常かどうかを確認します。
今回においては問題なく運転をしていることが確認されたため、熱源装置(今回はガス給湯器)が原因と考えられました。循環水を温めるための、温水(熱水)の流量が足りていないのではないかと推測しました。
(本来は給湯機メーカー様の範疇ですが)そこで、装置内部のストレーナを外してみたところ、メッシュスクリーンが錆によって目詰まりを起こしており、実際に流量不足でした。清掃後、復旧運転をすると瞬く間に温度が上昇していくことを確認できました。
ろ過装置のみならず、熱源装置(ガス給湯器やボイラー等)についても定期的な保守点検整備されることをお勧めいたします。