2025年8月4日
浴場の高濃度塩素消毒後の排水について
「浴場の高濃度塩素消毒の後の高濃度の塩素は中和しないとダメですか?」。このようなお問い合わせを時折、いただきます。
こちらへの回答ですが「原則は日常の管理濃度以下(※)、又は、完全に中和して排水してください」とお答えさせていただいております。(※浴場では通常塩素濃度は「0.4㎎/ℓ程度に保ち、かつ1.0㎎/ℓ以下になるように努めること」とされています)
ただ、塩素を含む排水は塩素濃度を○○㎎/ℓ以下にしないといけないという明確な決まりはないのが現状です。それでも、塩素が残留している水は放流先の河川などで主に生物に悪影響を及ぼします。高濃度の塩素を含む排水を流してしまったことで、魚が浮いてしまったというニュースを耳にしたことがあるかも知れません。
塩素は比較的不安定な物質で、汚れと反応すると分解します。ですので、ある程度の塩素を含む水が河川に放流されても河川に含まれる成分によって無害な物質に分解され、大きな問題は起きないという可能性もあります。しかしながら、それは排水量やその排水の塩素濃度にもよってきますし、100%大丈夫とはとても言えません。そのように考えた場合は【原則、中和して排水する】というのが必要となってくるのです。